春の陽気に誘われて、雪解け後の田んぼの見回り – 農家辞めます! 
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2021-03-01

春の陽気に誘われて、雪解け後の田んぼの見回り

 年末年始から猛烈に降り続いた雪。主要な国道でさえすれ違いも出来ない程積もった雪。あれからひと月、今じゃすっかり融けて気温も上がり春の陽気。

 そんなワケで雪解け後の田んぼをチョット見て回ってきた。積雪は結構な量だったので、何かしら起きていても不思議じゃないです^^;

◆◆水たまりになっていないか、土の流亡はないか

  去年稲刈りが終ってから時期を見て圃場(ほじょう)に溝を切っておいた。ウチの田んぼは基本的に水はけがよろしくないので、こんな地味な対策でもやっておいた方が良いのです^^。

 思惑通りに水が流れて行っているようで良かった。夏の中干しの時期と同じ要領で溝を切っておくだけなので、水たまり対策には一番簡単な方法だと思うし、何よりコスト的なものも掛からない。

●問題が出る所は大体決まってる

 水たまりはどこの田んぼも特に問題は無かった。元々どうにもならない田んぼもあるのですが、それはそれとしてもう半分諦めているのでとりあえずヨシ!

 水たまりの次に面倒なのが、土の流亡。雨なんかでも土が流れて行ってしまって、場所によっては慢性的に流れては土を足して…なんて所もある^^;

 写真の手前に白いパイプが見えるのですが、田んぼの水の抜き差しで排水するパイプです。ここの作りがチョット悪くて、ご覧のようにパイプの周りから畔の土が側溝に流れ出てしまっています。忙しくて対策らしい対策はしていないのですが、落ちた土をしょっちゅう盛り直さなければならないので、さすがに今年はなんか考えようと思います^^;

 それ以外はまぁ、なんか風で飛んできたゴミとか、県道沿いではポイ捨てのゴミとかWw。ザックリ見渡した限り大きなトラブルは起きていなさそうで良かった。

◆◆農繁期に向けて徐々に進む準備

 ウチに戻ってきたら丁度肥料屋さんが田植えで使う薬を届けに来ていた。

 日産化学社製の『プリンス粒剤』。フィプロニル系の一般的な殺虫剤で、一箱24,000円とかだったかな?こういう丼ぶり勘定が経営危機を招くんですがね^^;値段なんて上りはするけど下がりはしないし、どうせどこで買っても変わらないですし、何よりコレも弱みの一つですからね^^;今度記事にしますw。

 この農薬は田植えの時に田植え機にセットして、植え付けと同時に散布処理する物です。田植え直後から概ね二月程度の虫害予防効果を見込んでいます。対象となる害虫はウンカやゾウムシ、ガ類やハエ類など広く対応しています。

 稲作だけじゃなく畑作でも使用可能ですね。育苗を終えて定植する際に苗の周りに散布します。園芸や野菜類では超天敵のヨトウガの幼虫にも効くとの事ですが。まぁやられる時はやられます(汗)。

●雪が融けて久しぶりに畑の全容が見える

 家のすぐ目の前に畑があって、義母が主に畑作をしています。自分もよく作業を手伝っていますね。ついこの間まで深い雪の下だったのですが、残っていた作物がみんなペシャンコになっていたので雪の重さってやっぱすげぇなって感じです(汗)。

 昨年の秋に義母が何か植えていたみたいですが、なんだかよく分かりませんWw。ビニールでトンネルを作って風除けにしていたみたいですが、トンネルの支柱が雪の重さで全部ひん曲がってしまっています(汗)。これでも中の苗は無事みたいなので、植物ってホント強いなって思います。今日は義母がなんか色々弄っていたみたいです。

 このキャベツって多少小さくても収穫できたのかな?そう言えば年末にキャベツがどうのこうの言ってたような気がするけど。このまま葉っぱの中をホジくってみればまだ食べれそうな感じはしますね、どうするかは義母に任せるとします^^。

◆◆農繁期に向けて心の準備

 あぁ…また今年も農繁期が始まるなぁ…正直メンドクサイなぁ…。やる人が他に誰も居ないならまだ気楽にできるのになぁWw。田んぼ仕事は肉体的な疲れよりも、気疲れの方が大きいんですよ^^;

 折角このブログを始めたんで、田舎農家のドロドロのリアルをここで話していきたいと思いますよWw。

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