野菜くずを堆肥にする、堆肥作りは絶対した方が良い – 農家辞めます! 
toggle
2021-03-08

野菜くずを堆肥にする、堆肥作りは絶対した方が良い

 近頃はホームセンターなんかでも、生ごみを効率よく質の良い肥料にする為のコンポストというバケツの様なものが売っている。以前新潟市ではこのコンポストの購入に際して補助金を出していたりもした。ゴミの量を減らして尚且つ有効活用する、実にエコですな^^。

◆◆畑をやるなら堆肥作りはおススメ

 ウチも畑の隅で野菜くずなどを積み上げて堆肥を作っていて、できた堆肥は畑に還元しています。丸く囲っている物はプラスチック製で、農業資材のお店で売っている物です。ある程度の大きさの畑ではよく見かけますね。自分がお婿に来た時にはもうあったので、いくらで購入した物かは分かりません^^;。

 こんな感じで跳ね出しの野菜や、カットして捨てる葉っぱなんかを平らに積み上げておくと、雨風に晒されて微生物分解が進み腐葉土みたいになります。実際に使用できる堆肥になるまでに、長いと半年くらいかかります。その間、発酵を促すために時々スコップで中を起こしながら、土を混ぜ、また平らに均しておきます。新しく野菜くずなどを積み上げる時は、なるべく中を起こしてからにします。

 コンポストの場合専用の土と微生物を入れて発酵を促して肥料にするので、野積みにするこのタイプと比べて数日で肥料ができるので非常に便利です。更に良い物を買うと、中に撹拌機が付いていてよりサラサラの使いやすい堆肥が作れる物もあります。

●どんな感じで肥料になるのか

 コレが土のようになった堆肥です。畑に馴染みやすくなっています^^。丸く囲っているやつを少しづつ上に持ち上げながら仕上げていきます。臭いがしなくなって、なるべくサラサラの質感になったら完成です。

 畑に撒くならよく乾燥発酵している事を確認しましょう。中途半端に生っぽくなっていると、それが原因で野菜が病気になる原因になってしまいます。

 ある程度発酵が進むとシートをかけて風に飛ばされないようにしても良いですが、発酵が進む前にシートを掛けると水分が抜けにくくなるので、仕上がるまでに時間がかかってしまいます。丸く囲っているやつを少しづつ上にずらしていけば、雨が降っても水がたまる事はないですし、ちゃんと乾いていくので心配いりません。

●積んでおく時の注意点

 生の野菜くずを野積みにしておくので、当然カラスとかムクドリとか、たまにタヌキとかが来たりします。我が家みたいにある程度拓けた所ならそこまで問題にはならないのですが、山側の集落で斜面に民家が密集しているような所ではトラブルに繋がりやすいので注意が必要です。と言うのも、実際に堆肥が原因でカラスがやってきて、そのカラスが作物を荒らしていったと揉めた話を聞いています^^;。ちゃんと管理すればそんなトラブルも防げるのでしょうが、やるのはやるでモノグサな人は居るもので、自分はそんなものに関わりたくないので『ハハハ…^^;』って感じでしたが。

 我が家のコレはムクドリやカラスの良い餌場にされていますが、今のところそれでなにかトラブルになった事は無いですし、ヤツらも実はそんなに頻繁に来るわけじゃないのです。他に安全な餌場があればそっちに行っているみたいですね。

定期的に掘り返すのが良い管理法

 積んだら積みっぱなしにするんじゃなくて、ある程度腐って崩れたら小まめにスコップで起こしておくのが良いと思います。他にも、上記の写真のように大根など形がガッチリしている物は、スコップで切って細かくした方がキレイに積めます。

 そうやって発酵を促し、畑の土を見えなくなるくらいに被せれば、ある程度鳥獣害も予防できますし、何より見た目を綺麗にしておけば余計な文句を言われる事も防止できますw。田舎には何か文句つける所はないか毎日探している人も結構居ますから^^;。

◆◆まとめ

  • 野菜くずなどは生ごみにせず堆肥にすると良い
  • コンポストなど、便利な道具があるので積極的に使いたい
  • 管理は適切に!放置はご近所トラブルの元!

 自分の畑で出来た野菜をまた畑に戻して土に還し、その土を耕して再び野菜を採る。農業の理想的な好循環が実現できます。一方的に野菜を植えて、化成肥料ばっかりで育てていれば、畑は痩せて良い野菜が採れなくなります。堆肥を作って土も育てましょ^^。

タグ: ,
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です