農業やるなら絶対おススメの空豆栽培!いよいよ畑が賑やかになってきた!
久しぶりの投稿です^^。新潟も各地初夏の陽気が続くようになってきて、夏の気配が漂ってきています。
そんな新潟では現在、園芸物や野菜類などの畑が非常に賑やかになってきました!いくつかは既に収穫ができていて、旬を楽しんでおります^^。
一応このブログは農家を辞める為に始めたブログですが、野菜作りって基本的にメチャクチャ楽しい事なので、その部分は粗末にしたくないと思っているんです。
その中でも『ソラマメ』は、絶対におススメの品目です。理由は『数少ない自家増殖が可能な種類』なのです。今回はそんな旬の話を、賑やかになってきた畑の様子を交えて記したいと思います^^。
ソラマメは種が取れる!
ホームセンターなどで売っている野菜類は通常、F1種と呼ばれる『一代限りの優秀な種』として販売されている物です。つまりお店で購入した野菜苗から、頑張って種を取っても基本的には収穫には至らない物なのです。
コレは決して種苗メーカーが自分の権利を守る為ではなく、『病気に強くて沢山収穫できる美味しい品種』にする為には仕方ない事なのです。これは野菜に限らず米も果物もそうですし、モノによっては花卉(かき)類にも至ります。
品種改良をしない原種はどうしても病気に弱い部分があります。その他にも収穫量が少ない、収穫期間が短い、そもそも美味しくないなど、原種が持っている問題点を解決するために品種改良は行われています。
ところが品目によっては原種のまま多収で美味しいものがあります。その中の一つがこのソラマメです。厳密に言うと原種とは少し違う部分もありますが、自家増殖は品種改良の野菜類には無い究極の強みです。大豆なんかも自家増殖が可能なものですね^^。豆類は輪作に向いてるみたいですね。
種が取れるとどうなるのか
単刀直入に言うと、『種や苗を買う必要が無い』のです。そして究極を言うと、『社会が壊れても栽培が可能なサバイバル向け品種』なのです。しかも旬が短いので時期になると相場が安定し、収益性もまずまずと言ったところでしょうか。他の野菜類ではマネできない事がソラマメにはできるのです!。
ソラマメの豆知識
ソラマメの名前の由来は、豆が空を向いている事から来たと言われています。花が散り、実が膨らみ始めるとこのように空に向かってサヤが伸びていく姿が見られます。確かに…ガッツリ空を向いていますね^^。
収穫のタイミング
収穫のタイミング計るのは、空を向いていたサヤが地面を向いた時です。これくらい下がってくればもう収穫しても良い頃ですが、実はもう少し様子を見た方が本当の空豆の味の良さを楽しめるのです。
サヤのつなぎ目にこのような黒い斑が出てきます。コレは熟し始めている合図です。ここから更に熟成が進むとサヤの側面にも斑が出てきます。上の写真くらいのタイミングで収穫して出荷すると、お店に並ぶ頃には良い感じに熟成が進んでいる頃かと思われます^^。
ただ、見た目が綺麗な緑色している方が売れると言う事実もありますのでベストタイミングは一概には言えませんが、市場へ出荷する場合はサヤが綺麗な内に、直売所や個人売りなどは黒斑が出たくらいと、タイミングを分けて収穫するのも良いですね^^。
初夏の畑が賑やかに、畑作はこれからが楽しい季節
ソラマメの他にも畑には沢山の野菜が植えられていますが、それぞれが収穫に向けて順調に育っております^^。七月には収穫予定のタマネギも良い感じに膨らんできました。
義母の梅干しの為の赤シソも
赤シソは義母が毎年種を購入して育てていますが、これもまた自家増殖が可能な品目です。と、言うより、油断していると雑草の如く勝手にアチコチで生えてくるんです^^;。
全然畑ではない所から発生している様子です。こんな感じで赤シソも種子の仕入れが必要ないタイプの品目ですが、いかんせん取り扱いが大変(汗)。種は高くないので、いっそ購入して丁寧に植えた方がコントロールはしやすいと思います。夏には紫蘇ジュースを作ったりしているので、その頃また話題に出したいと思います^^。
ミョウガも草勢が増してきた
薬味に使われるミョウガ。それ自体は知っていても、実際にどのように生えているかは意外と知られていないもの。ミョウガはこんな風に生えています^^。食べる部分は、根元に新芽が出てくるのでそれを掘るようにして収穫します。
山菜採りや狩猟の関係でよく訪れる山域の廃村にも、こんな具合で沢山自生していました。昔は家の周囲にこのような薬味や民間療法に使われる薬草を植えている事が多かったようです。現在でも我が家がある農村を始め、田舎では至る所でユキノシタやドクダミが家の周辺で自生しているのを見かけます。
勿論米も順調に生育中
我が家は米農家、勿論米も順調に生育中です^^
これからいよいよ夏が始まっていきますね。農繁期真っ盛りのこの時期、会社員やりながらの農作業はホント疲れが取れませんが^^;できる限り頑張りますよ~^^。
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