農繁期真っ盛り!代掻き作業が忙しい!
先日田んぼの耕耘作業が終わったかと思ったらもう次の作業です。今度は代掻き作業が最盛期を迎えています。次から次へと忙しいですが、稲作は基本田植えと稲刈りが集中して忙しい以外はなんとか分散作業できるカテゴリなので、実は農業の中でも比較的時間に融通が利くのですが、その話はまた今度^^。
代掻き作業の様子
ある程度までは自分がやっていたのですが、残りは義父が進めました。自分がやるって言っても最近聞く耳を持たなくなってきたので、いよいよ頑固年寄に拍車がかかって大変です(汗)。主体性の無い部落農業なんて老人介護と一緒ですよ^^;。
平らに均して圃場を整える
耕耘しただけでは田面が荒く、稲を植えるのには適さないのです。そのため、この様に平らに均して稲を植え付け易くするのです。
代掻きに使っているアタッチメントはドライブハローです。前回の記事で機械の紹介をさせて頂きました。このように土や砂を平らに均す機械や道具に、ハローと呼ばれる物は多いですね。競馬場のダートコースもハローと呼ばれる機械をトラクターやトレーラーヘッドに取り付けて均しています。その時、この様な波模様が付きます。
ドライブハローは土を寄せる事もできる
田んぼは基本的に平らではありません。そりゃそうですねw、水の流れや田植え作業、雨風など様々な要因で土が偏ってしまう事がよくあります。そうやって偏った土を放置すると、水面が安定しなかったり、機械がぬかり易くなったりと色々弊害が生まれるのです。
土の偏りを直す方法は色々ありますが、代掻きの際にこのドライブハローである程度直す事ができます。水を張って柔らかくなった田面を、ドライブハローを土寄せモードにして機械の外側に掻き出すようにして、少しずつ土をずらして行きます。
写真は丁度土寄せをしている様子です。通常の代掻き作業と見た目は変わらないので分かりにくいですが、この田んぼは圃場の中央に土が寄ってしまっていたので、畔に向かって少しずつ押し寄せているところです。
土寄せ作業としてはどちらかというと、応急的な方法になるのでまたすぐに土がどこかへ寄ってしまうのが現状です。なので稲刈り後の農閑期にトラクターダンプなどで土を掻き集めて、低い所へまた降ろすなどの作業が必要になります。この辺の作業も、農業が嫌われる要因になっているようですね^^;。
代掻き前の圃場の様子
耕耘作業後、水を流して代掻きの準備をした圃場の様子です。このくらい水が流れていればとりあえず代掻き作業はできるでしょう^^。あんまり水が多すぎても、機械がぬかったり土がビチョビチョになって流れたりするだけで意味が無いので、搔き解すのに丁度良さそうな量の水が流れていれば良いでしょう。
この時、早く代掻きの段取りをしたいのにポンプ場から水が送られてこなくて、予定が狂う事が毎年必ず起こります。水もポンプ場を管理する誰かが動かしてくれなければ流れてきませんので、この辺の事情も農業がビジネスに向いていない部分でもあります。日本の農業って性質上、どうしたって主体性を持てない部分が多いんですよね^^;。米作は特にそう言うのが多くて、新規就農者にダントツ不人気なのは自力でどうにもならない事が多すぎる所なんですよね(汗)。
近頃忙しくてこのブログの更新も穴が開き始めていますが、『農業についてもっと知りたいのにどこも良い事しか書いていない!どんな苦労があるか教えてくれ!』って人の為にも、もっともっと書いていきたいと思っています!どこまで需要があるかは分かりませんがWw^^;。
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