晴耕雨読、でもやっぱり時間が惜しい兼業農家のサガと水溜りの畑 – 農家辞めます! 
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2021-03-17

晴耕雨読、でもやっぱり時間が惜しい兼業農家のサガと水溜りの畑

 こんにちは!Daiです!

 雨の日は基本的に農作業はやりません…と、言うかできないと言った方が正解ですね。晴耕雨読と言う言葉があるように、出来るようになったらやって、出来ない時に無理に何かする必要は無いと言う事です^^。

 とは言え自分は兼業農家…仕事の合間を縫って農作業をするスタイルなので、作業が間に合っていないような時には雨が降っていても作業する事はあります。

◆◆雨の日に農作業はなるべくしたくないけど…

 新潟ではゴールデンウィークを過ぎた辺りから雨の日が多くなっていきます。この時期は丁度田植えが忙しい頃なので、雨の中田植え機を走らせる事はよくあります。田植えくらいなら雨が降っていてもなんとか作業できますから。あんまりどしゃ降りだと、圃場から水がハケてくれないのでその場合は植えた稲が浮かんでしまうので作業できませんw。

●会社の休みは決まっている上に非常に貴重(汗)

 一週間の内会社の休日日数は限られています。新潟ですと、殆どの業種で週一日休みです。業種次第では大型連休も無い事が多いですね^^;。自分は残業のある仕事は徹底して避けているので何とかやっていけますが、残業が常態化している仕事も多い中、田んぼを回している人は凄いなと思います(汗)。

 そんなワケで多少雨が降っていても、出来る事なら無理してやってしまわないと、次いつできるか分からないですし、最終的に間に合わなくて適正時期を過ぎてしまったら大変です!家庭菜園程度ならそれでも良いのですが、出荷する計画がある作物に関しては、品質低下や出荷時期のズレを招いてしまいます。

◆◆雨の日に畑をいじる

 今日はチョット義母から頼まれていた事があったので、小手先ながら畑で作業してきました。全然大した事はしてないのですが、折角なんで雨の中畑をいじるとどうなるのか見てみて下さいw。

●畑が水たまりになるので、逃げ道を切る

 新潟の、特に平野部の地質はこんな感じで泥、粘土質なので非常に水はけが悪いです。逆にこの性質を利用して新潟県は米所になりました。

 しかしながら野菜園芸栽培に水はけが悪いのは問題です。個人が使用できる農地には限りがあるので、これ自体をどうにかする事は難しいのですが、ある程度対処方法はあります。上の写真のように高低差の低い方へ向かって溝を切って水溜りを流していきます。

 畝と畝の間はこんな感じ。これはまだ軽度な方で、何日も降り続いたり豪雨になったりすると完全に浸ってしまう事もあります。この状態を放置すると作物が病気にかかってしまい、その病気が同じ畑の中の別の作物にも影響を及ぼしてしまいます。今朝義母から、『溝切るの忘れた!やっといて!』って一方的に言われてホント勝手なBB…^^;。

●想像以上に厄介な靴の泥

 ただ歩いているだけで長靴はこんな感じになってしまいます。写真の状態で1kgぐらい泥が付いていて重いですw。別の畑ではこの三倍くらいの泥が団子になって長靴にくっついてきて非常に歩きにくくなります^^;。

 問題なのがコレです。道路に泥を引っ張り出してしまっています。田んぼでの作業が始まっている今の時期、トラクターなんかが農道で泥を落としていってますね。

 これは雨で流れて消えていきましたが、あんまり度が過ぎるとご近所トラブルの原因になります。現在は農家組合や行政の人が注意喚起しているので、以前ほど個人間での言い合いは聞かなくなりましたが、何か言ってやろうと粗探ししている人は必ず居ますので油断禁物ですね^^;。

 何はともあれ取り合えず申し付けられたミッションはクリアしました(多分あんまり変わらないと思うけど)。会社員としての仕事は小学校の時間割のように決まった物なので、その間を縫って農作業するしかない兼業農家。晴耕雨読という言葉を残した人が、現代の兼業農家のこの姿を見たらなんて言うのでしょうか?いつか聞ける日が来たら、訪ねてみたいですネ^^;

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