未来への種蒔き、冬ネギを植える – 農家辞めます! 
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2021-03-23

未来への種蒔き、冬ネギを植える

 こんにちは!Daiです!

 先々週に昨年植えたネギを収穫し終えたばかりですが、次の冬に収穫するネギをもう今から植え始めます。『さすがに早くない!?』と、思われる事もあるかと思いますが、一般的に消費されているネギは根深ネギと呼ばれる種類で、春先に種を撒いて秋に収穫するイメージになりますね^^。根深ネギはあのいつも見ているオーソドックスな白い長いネギです。義母と一緒にやります。

冬を超えた畑と越冬した野菜たち – 農家辞めます! (yamenou.com) ←昨年のこの時期に植えたネギの収穫

◆種蒔き◆

 種蒔きと言っても、撒いたその場所でネギを育てて収穫する訳ではありません。我が家には野菜栽培に使っている小さなボロハウスがあるのですが、そこでネギの苗を育苗(いくびょう)します。外の環境に耐えらえるくらいまで苗が育ったら、別の広い畑を耕してそこに移植します。

 こんな感じで柔らかく耕した土に種を撒く浅い溝を切って、株間はそこまで気にせずにパラパラと撒いていきます。溝の深さは1㎝無いくらいを意識して切ります。

 ネギの種ってちっさくて薄いんですよね。何年か前に同じ作業をしていた時に、しゃがんだ拍子に袋ごとひっくり返して、挙句風に軽く飛ばされてめちゃくちゃバラまいた事がありました。もうどこに行ったか分からなくなって大損した経験があります^^;。

●土は砂を加えて改良してある

 一応このボロハウスの土には、砂を混ぜて多少改良を加えております。出ないとベトベトの粘土質では育つ物も育たないので。お陰でしっかり耕せばちゃんとそれなりの柔らかさになってくれますし、空気も含んで水はけも安定してくれます。

◆覆土(撒いた種に土をかぶせる)◆

 一しきり種蒔きが終ったら、覆土(ふくど)をして種を埋めます。この時、切った溝の深さに合わせて盛り過ぎないように被せます。あんまり盛り過ぎてしまうと発芽に影響が出てしまい、それが最終的な生育に影響を及ぼしてしまうので注意です。

 覆土する時は土を盛るのではなく、軽く被せるようなイメージで行います。決して手でポンポンと押し固めたりしてはいけません。なんか思わずやってしまいそうですが、種は土に触れてさえいれば発芽スイッチが入りますので、あくまでも軽くで大丈夫です^^。

 覆土に使う土はこんな感じでクワで端の土を削り解したものを使います。畝の形はあまり変えたくないので、この様にした方が良いです。

◆ボカシを撒いて保温シートを被せて終わり◆

 不織布の様な繊維でできた保温シート、通称ほわほわw。コレを被せる事で風が当たらず、中が蒸れる事も無いので野菜育苗では非常に重宝しています^^。植物には発芽に適した温度があって、それらは基本的に積算温度で表されます。風は雨よりも地温を低下させるようなので、ほわほわは絶対必要です。あと、こうしておけばムクドリなどにイタズラされずに済みますから^^。

●籾殻ボカシとは?

 この時期ホームセンターなんかでも売っている事があるボカシ。通常なら油粕なんかを混ぜて有機肥料にしますが、我が家は大量の籾殻が出るのでコレをそのまま鋤き込んだり撒いたりする事が多いです。これだけでも保温効果抜群ですし、そのまま土に還るので非常に便利。土に混ぜれば隙間を作って空気を含みやすくしてくれるので、水はけや微生物の活性を促してくれたりと利点が沢山。デメリットは、還元されるまでに時間がかかるとこでしょうか。

◆未来への種蒔き◆

 まだ田植えも始まっていない春先のこの時期、次の冬の話をするにはちと早いと思ってしまうでしょう。でもこうやって、未来の事を考えていまから細やかに少しずつ事を進めていくのは、何事にも大切と言えると思います。

 それにしてもこのハウスの骨組み…いい加減チョットボロ過ぎて壊れそうだな~^^;。

 ま、ボチボチやっていきますか。

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