田植えも近付く、稲の成長と元肥(もとごえ) – 農家辞めます! 
toggle
2021-04-17

田植えも近付く、稲の成長と元肥(もとごえ)

 四月も後半に入っていよいよ田植えの話題が増えてきました。連日義父と交代でトラクターで田んぶち(圃場の耕耘)をしています。トラクターをかける作業の前に、化成肥料を元肥として圃場に散布するのですが、今年は諸事情が重なってほぼ全て義父任せになってしまいました。

◆背負うタイプの散布機は狭い所では逆に便利◆

 一応スプレッダーというトラクターに付けて肥料を散布する機械はあるのですが、我が家の預かっている田んぼの中には狭くてとてもそんな機械で撒き散らしてられない場所もあるので、従来型の背負うタイプのエンジン散布機も結構使用します。それとかなり稀なケースなのですが、田んぼに降りる所の傾斜がキツくてスプレッダーがぶつかって降りられない所もあるので、コレは必要な機械です^^;。

●肥料と機械を軽トラに積んで田んぼを回る

 肥料は殆ど場合で一袋(たい)20kgです。一反あたりコシヒカリなら三袋、コシイブキなら二袋など、品種によって施用する化成肥料の種類と量が異なります。軽トラに積んで回る感じになりますが、トラクターで散布する場合は予め各圃場に置きに行って、そこで開封して散布します。

 今年はほぼ全ての散布作業を義父一人で行いましたので、分かる写真が無くて申し訳ないです^^;。

 散布機です。エンジン付きなのでパワフルに散布できます。タンクは20kg入りますが、二反田んぼで6袋とか使う時は行ったり来たりして大変です^^;なのでトラクターに取り付けて使うスプレッダーがメジャーになりました。今後ますます田んぼの集約が進むと、そのような機械ももっと発明されていくでしょう。

◆稲も順調に育っている◆

 少し前と比べても一気に伸びましたね^^。触ってもかなりフサフサしてるので成長を感じます。

●プールタイプとは

 少し前の記事で『この育苗はプールタイプ』と言いました。このプールタイプとは、稲が水に浸かっている状態で育苗する方法を指して言います。

 芽が伸びきるまでは水没してしまうだけなので、保温シートで生育を促すのですが、ある程度伸びてきたらこのように水を張って少し沈めるような形で成長を促します。近頃はこの様子をテレビで見たりする人も増えたようで、この光景も多くの人が知る春の風景になりました。

 よく見ると成長にムラがありますが、左側がコシヒカリBLで、右側奥2/3がコシイブキで、手前の残りの部分がこがねもちです。それぞれ成長速度がまるで違うのでこのように分かり易くムラになります^^。

 間近で見るとこんな感じになっています。株元が1㎝まで浸らないくらいを目安にしますが、いかんせんハウス内も平らじゃないので浸かっている所と全然届いていない所と色々になってしまいます^^;。

 近くでまじまじと見ると、ホント不思議な世界が広がっていますよ^^。今度ゴープロでも買ってこの中をもぞもぞ彷徨う動画でも作ってみると面白そうですねw。

 取り留めも無い育苗の経過報告になってしまいましたが、農家の日常は良くも悪くもこんなペースで進んでいきます。なんの仕事でも言える事ですが、思い通りには当然いきませんし。

 それでも育てているものの成長を見ていると安心しますね^^。色々ては買えますが、心から無事に育って欲しいと願うばかりです。

タグ:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です