増設した育苗ハウスのビニールを張る、資材も続々と届く
連日天気が良く陽が射す日も多いのですが、いかんせんまだまだ風が寒いです。日向に居ても寒く感じるくらいですわ^^;
我が家は昨年育苗ハウスを増設していました。数年前から耕作を頼まれている田んぼがあるんですが、その分の育苗を今までは露地で行っていました。ですが気温が急に下がったりする日がどうしても出来てしまう時期なので、しっかりと育った試しが無く、毎年毎年稲を他所の家から融通してもらう羽目になっていました。
さすがにそんな事ばかりもやってられないので、自分の事は自分でちゃんと賄えるように泣く泣くハウスを増設しました^^;。お金の話は義父がしたので詳細不明で自分は知らんぷりですw。
◆◆冬の間は使わないハウス、ビニールは毎年剥がしている
ビニールハウスと言うと、何だか冬の間も暖房を焚いて何かしらの作物をやっているイメージがありますが、ハウスにも色々種類があって、実はそんなに使い勝手の良い物ではないのです。一番の敵は雪ですね^^;耐雪構造ならまだしも、たかが育苗に使う程度のハウスでは雪が積もったら潰れてしまいます。積もった雪が両サイドに落ちて両側から押すだけでも潰れる原因になってしまいます。
そんな事もあって、結局ハウスは冬の間は無用の長物なんです。育苗にしか使えないのに、場所取ってるのはコスパ悪いですね^^;。夏の間に多少何か育てるのに使う事もありますが、平らに均すの大変なんであんまり耕したくないんです。
●ビニール張り作業は風の無い日を選ぼう
ビニール張作業は風があるとやりにくいばかりか、大変危険な目に合う事もあります。掛け布団程度の大きさのシートでも、風に煽られたら凄い力で引っ張られます。農業用のビニールは重量もありますし、面積もありますし、柔軟性も高いです。不用意に広げて風に煽られて自分が引っ張られるだけじゃなく、そんな大型のビニールが道路にでも飛んで行ったら大事になってしまいます^^;
そんなワケで作業には風の無い日を選ぶようにしましょう…って、そんな事言っても仕事忙しかったらいつやるかなんて選べないよ!って意見もあると思います。
だから農家は衰退し、高齢化したのです。。。
だから殆どの農家では年寄りが一人作業している事が多いですね^^;。ある程度慣れてしまえば決して大変な作業ではないのですが、万が一の事故がこわいですね~。。。
◆◆すず蒔きに向けて資材搬入もぞくぞくと
新品のハウス用ビニールです。伸びたり切れたり色々あって3、4年に一回は買い換えます。今回は増設ハウスもあるのでその分です。
今日は側面とハウスの両端の張り替えで終わりにしました。ビニール張自体はすず蒔きが終ってからやっても遅くはないのですが、出来るタイミングがあったらなるべくその内にやってしまった方が後々苦労しなくて済みますし。
種子消毒用の薬剤です。すず蒔きの一週間程前に施用します。種籾の重量に対して配合しながら使います。
農薬の使用は今でも何かと批判される対象ですが、産業として農業がある以上、避けては通れない道なのです。自分個人的には批判する人の気持ちは分からんでもないので、何か言われても特に反論はしません。実際何が起きるかなんてわからないですから。
それでも生産力と天秤にかけた時に、やはり農薬の存在は大きいのです。昔と比べて農薬も進化したと言われています。昨年は西日本で発生したウンカやカメムシによる稲作被害が注目されました。この薬も、いもち病などの予防対策の為です。
それに、万が一自分の田んぼから病気が発生して近隣の田んぼに被害が拡大なんかしてしまったら、それこそ村八分じゃ済みませんからw^^;。
◆◆春近し、気持ちも少しずつ準備
我が家のフキノトウなんだかでっかいのが多いなぁ。競争相手が居ないからノビノビ育っていくんですね^^。
こうやって作物目線で田んぼを眺めていると、人間とはかくも傲慢になれるものかと物思いにふけってしまう。
ま、そんなこんなで気持ち切り換えて、今年もメンドクサイ農村の人間関係をかわしながら一年生きていくとしますか^^;。
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