放射冷却の朝、凍てつく畑とフキノトウ – 農家辞めます! 
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2021-03-02

放射冷却の朝、凍てつく畑とフキノトウ

 この時期晴れると朝は放射冷却で一気に冷え込んで霜がなんとも幻想的な光景を作り出します。冬の新潟は特にできる作物が無いので畑は基本ほったらかしなので霜は気にしませんが、関東や東北の太平洋側では冬でも何かしら園芸作物があって、そこに霜が降りるのは作物の冷害などもあって大変だそうですね(汗)。

◆◆霜が降りて写真映え

 大婆ちゃんの畑、何やら球根物らしき新芽が霜でキラキラしていました。一体何の芽だろう。

 昨年植えて収穫後、外葉だけが残っていた小松菜。バキバキに凍っていて、ほんと冷凍庫に入れておいたみたいになっていました。

 土に還ろうとしていたキウイフルーツの枯れ葉。朝日に照らされたその姿がなんだか哀愁があったというか、ここをマクロの視点で見ていると、世界が終わった後の世界を見ているようで、不思議な感覚でした。

 庭に沢山生えている雑草。あんまり詳しく観察した事は無いのですが、このままの状態で雪の下に居たのでしょうか?。先日ブロッコリーを雪の下1mくらいから掘り起こしたのですが、綺麗な緑色のままでした。

◆◆庭に出る新春の山菜フキノトウ

 我が家の庭には何故かフキノトウが沢山出ます。詳しい事は義父も分からないそうですが、庭に山菜が出る家は大体昔に植えている事が殆どです。フキノトウくらいならまぁ、元々そこで生えていたりもするかもしれませんが、タラの木やウドやユキノシタやドクダミなんかは殆どの場合植えてほったらかしにしていた物でしょう。我が家の農村は結構そんな家が多いです。

 今年もお前の顔が見れて嬉しいゾ^^。我が家に出るフキノトウはなんだかボッコリ大きい物が多いように思います。他に雑草が生えない所に出てくるので、成長が阻害されずに済むのかもしれません。

 この感じの物が一番おいしいと思います^^。今夜早速天ぷらにして、旧山古志村の神楽南蛮味噌を乗せて食べたいと思います。

 こんな風に季節の土模様に振れているとなんだか安心しますね。自分は入り婿で今の農家に来る前は小さな港街で暮らしていました。田舎から田舎へ、しかも車で20分程の所へ婿入りしただけなのでさほど暮らしぶりは変わりませんがw。

 都会や中心街で暮らしていても結局何かしらの形で自然に触れるような暮らしをしている事でしょう。農家を辞めてどうするの?そんな事まだあんまり考えていないですが、フキノトウが毎年同じ所に生えてくるように、なるようにしかならないと思ってボチボチやっていきます。

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